乗っ込みマダイ攻略法 -潮上編- part2

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コマセマダイ釣りにおいてなんですが、釣行の際誰しもが望むのは当然の事ながら好釣果とは思いますが、いくら経験を積み重ねても二度と同じ状況を繰り返す事なく絶え間なく変化し続ける大いなる大自然と対峙する釣りにおいては、毎回毎回好釣果を維持し続ける事は不可能に近いほど難しいようですが、一方でそれなりの釣りメソッド、アイテムを丹念に駆使、使用すれば、かなりの高確率で好釣果に遭遇出来る事も確かなようで、今回は前回に引き続いて、一般的に不利と言われている釣り座である「潮上」に入ってしまった際の「潮上対策」にクローズアップしてみます。

ところで、ここのところ新潟界隈では、冬の寒い時期深場に落ちていたマダイが、春の到来と共に産卵の為浅場に乗り込んで来て荒喰いを始め、更には一年を通して最も大型マダイの期待も高く自己ベスト更新の絶好なチャンス時期でもある、まさに私たちマダイ釣りファンにとってのパラダイスシーズンでもある「乗っ込み」が上越エリアを皮切りにスタートした模様で、更には私のホームグラウンドで大型マダイの宝庫とも言える寺泊エリアでも、上越エリアに比べマダイの絶対数は極めて少なく難易度は高いものの、攻略性の面白さはもちろん、その難易度を乗り越えてゲットした後の1枚のマダイの達成感は最高で、いずれにしてもここ数年乗っ込み時期が早まりつつあるのは確かなようで、例年より早めな釣行計画を立てておいた方が大型マダイはもちろん、好釣果に遭遇出来る確率も高まってくるはずです。

ところで今回話題に取り上げた「潮上対策」についてなんですが、私が実際に船上で駆使しているメソッドをご紹介してみます。

◇潮上対策のメソッド、アイテム

1)手返しの頻度、インターバルを頻繁、更には意識して短くする

2)積極的に誘いを駆使する

3)仕掛けの長さを通常時より若干長くする

4)時間差攻撃を意識して行う(潮下の釣り手が仕掛けを上げたら自身は海中に仕掛けを投入、潮下の釣り手と真逆なアクションを意識して行う)

これが私の潮上の釣り座に入ってしまった際の具体的対策なんですが、これはまさにコマセマダイ釣りの極めて基本的メソッドとも言っても良い部分がほとんどのようで、まさにいつも以上に、

※集中力を高めて釣りをする

これに尽きるようです。

いずれにしても、釣り座の優劣はかなり運任せの部分が強いですが、その後の各釣り手の具体的対策はまさに各釣り手次第によって決まってしまうのは確かなようで、繰り返しになりますが、不運にも不利と言われている潮上の釣り座に入ってしまった際、無策でいると周りが釣れているのにアタリなしで終わってしまうなんて事も少なくないようなんで、事前に潮上対策はイメージしておいた方が良い気がします。

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