コマセマダイ釣りにおいてなんですが、釣行の際、誰しもが望むのは当然の事ながら好釣果とは思いますが、いくら経験を積み重ねても二度と同じ状況を繰り返す事なく絶え間なく変化し続ける大いなる大自然と対峙する釣りにおいては、毎回毎回好釣果を維持し続ける事は不可能に近いほど難しいようですが、一方で、それなりの釣りメソッド、アイテムを丹念に駆使、使用すれば、かなりの高確率で好釣果に遭遇出来る事も確かなようで、今回は、私のホームグラウンドである新潟界隈においては、冬の寒い間深場に落ちていたマダイが、春の到来と共に浅場に乗り込んで来て産卵の為荒食いをし、更には年間を通して最も大型の確率も上がり自己ベスト更新の絶好なチャンスでもある、まさに私達マダイ釣りファンにとってのパラダイスシーズンである、いわゆる「乗っ込み」が、例年に比べ極めて早いタイミングで訪れたようで、乗っ込み時期における数多くある釣りメソッド、アイテムの中でも、この釣りの心臓部とも言えるほど重要なアイテムの代表格である「仕掛け」にクローズアップしてみます。
再三お伝えしている通り、コマセマダイ釣りで使用する仕掛けは、他の釣りのものに比べ全長が極めて長いのと、喰ってくるマダイの大きさの割りには使用するハリスの太さの平均が4号と極めて細いのが大きな特徴の一つです。
前回お伝えした通り、コマセマダイ釣りにおいては、この長い仕掛けを風、船の揺れ等、大自然の影響をまともに受ける船上において絡ませる事なくスムーズに扱い続ける事が釣果アップにつながるばかりか、釣り自体のエンジョイ度にまで大きな特徴を与えてくる為、仕掛けを海中への投入、回収する、いわゆる「手返し」はコマセマダイ釣りにおいては、基本中の基本でもあり極めて重要なメソッドの代表格と言えるようです。
コマセマダイ釣りで使用する仕掛けの絶対条件としては、
1)十分な強度
2)限りなくナチュラル感が高くシンプル
3)脱着交換が容易
細かい事は置いといても、少なくともこの3つが極めて重要と思われ、1)に関して具体的にはハリスはフロロカーボン4号以上が無難なようで、2)は、マダイに違和感を与えないようにする事を強く意識し、最後に3)は、変化し続ける状況にいち早く対応するには、事前に作り置きした仕掛けを手早く交換していくのが釣果アップの絶対条件と言えるようです。
ところで昨今コマセマダイ釣りにおいての極めてポピュラーで私の使用する仕掛けのほとんどでもある仕掛けは、
◇2つの異なったハリスを、その中間にウエイトスイベルを介して連結させた「二段テーパー仕掛け」がポピュラー
「二段テーパー仕掛け」については、また次回以降詳しくお伝えするつもりなんで、よろしくお願いします。




