タイラバ釣りにおいてなんですが、釣行の際、誰しもが望むのは当然の事ながら好釣果とは思いますが、いくら経験を積み重ねても二度と同じ状況を繰り返す事なく絶え間なく変化し続ける大いなる大自然と対峙する釣りにおいては、毎回毎回好釣果を維持し続ける事は不可能に近いほど難しいようですが、一方で、それなりの釣りメソッド、アイテムを丹念に駆使、使用すれば、かなりの高確率で好釣果に遭遇出来る事も確かなようで、それに加えて同じ1匹、1枚、1杯のターゲットをゲットするにしても、如何にしてそれを喰わせるまでのプロセスを自分自身で構築、納得出来るかが各釣りの醍醐味、魅力の一つであるようで、今回は、数多くある釣りメソッド、アイテムの中でも、この釣りにおいてはまさに心臓部とも言えるほど重要なアイテムの代表格である「タイラバヘッド」、更には「タングステンヘッド」にクローズアップしてみます。
繰り返しになりますが、タイラバ釣りは特定の錘を使わずにタイラバヘッドの重さだけで仕掛け全体を海底まで落下、着低させた後、即ある一定の棚まで等速で巻き上げ、アタリがなければ再び仕掛け全体を海底まで落下させ、再び即等速で巻き上げ、これを繰り返しながらマダイのアタリを待つといった極めてシンプルな釣りと言えるようですが、一方で、
1)タイラバヘッドの重さ
2)タイラバヘッドの形状
3)タイラバヘッドのカラー
4)タイラバヘッドの素材
5)ネクタイ、スカートの選択
6)ワーム等の有無
7)巻き上げスピード
これ等全ての組み合わせは、まさに無限大に近いほど多く、各状況次第においての選択の判断、決断こそが釣果に直結してくるようです。
ところで今回話題に取り上げた「タングステンヘッド」についてなんですが、はっきり言ってラインがバーチカル気味(海面、海底に対して垂直)なケースではその威力は発揮出来ないようですが、潮が早く風がそれなりに吹いている、それも風と潮が同じ方向の状況下においては、タイラバヘッドが海底に着低するのを確実に確認出来るには、普段とは比べ物にならない程重めのタイラバヘッドを使わなければならないようです。
一例を挙げてみますと、前回私の釣行時においては、使用したタイラバヘッドは、
◇水深110m→タングステンヘッド300g
通常時であれば、水深110m程度なら水深と同じ程度の110g程度で海底への着低を確認出来るはずなんですが、残念ながら250g程度の鉛製のタイラバヘッドでも着低を確認し難かったほどで、価格は極めて高価ではあるものの、
※最悪の状況下に対応可能なように250g超のタングステンヘッドは数個準備しておいた方が良い
今、金属全般の価格高騰で、タングステンヘッドの300gに関しては、¥7,000近いほど凄まじく、まさに保険程度で持っていると、いざという時に切り札的効果が期待出来るかもしれません。







