コマセマダイ釣りにおいてなんですが、釣行の際誰しもが望むのは当然の事ながら好釣果とは思いますが、いくら経験を積み重ねても二度と同じ状況を繰り返す事なく絶え間なく変化し続ける大いなる大自然と対峙する釣りにおいては、毎回毎回好釣果を維持し続ける事は不可能に近いほど難しいようですが、一方で、それなりの釣りメソッド、アイテムを丹念に駆使、使用すれば、かなりの高確率で好釣果に遭遇出来る事も確かなようで、今回は、数多くある釣りメソッド、アイテムの中でも、不利と言われている潮上の釣り座に入ってしまった際の具体的な対策の一つである「コマセワーク」にクローズアップしてみます。
コマセワークは、まさにコマセマダイ釣りの名前の冠にもなっているほど極めて重要なメソッドの代表格であり、
◇コマセワークを制するものはコマセマダイ釣りを制する
と言って良いほど重要である一方で、極めて奥深く、使用する仕掛け同様に、
1)季節
2)エリア(各地域)
3)マダイの活性度
4)エサトリの頻度
5)潮の早さ、濁り方
6)釣り座(潮上or潮下)
等によっても柔軟に使い分けなければならないようで、更には使用する仕掛け同様、有利と言われている潮下の釣り座に入ってしまえば、セオリー通りの手返しさえしていれば、それなりの釣果を得る事が可能なようですが、不利と言われている潮上の釣り座に入ってしまった時にこそ、各釣り手の真価が問われるようです。
はっきり言って潮上の釣り座に入ってしまった際、工夫なしに潮下の釣り座の釣り手と同じコマセワーク等を駆使していたんでは、理論上、潮下の釣り手にはかなうわけがないようで、私が意識して駆使している潮上対策として、
※時間差攻撃
これは何かと言えば、
※海中への仕掛け投入、回収のタイミングを、意識して潮下の釣り手とは違わせて行う
ここで一番重要なポイントは、
※潮下の釣り手の仕掛けが回収されている時に、自身の仕掛けが海中にある事が極めて重要で、その時間が長ければ長いほど、潮下の釣り手の釣果に少しでも近づく事が出来る
いずれにしても、繰り返しになりますが、不利と言われている潮上の釣り座に入ってしまった時にこそ、各釣り手の真価が問われるようで、そんな時に好釣果を得た際には達成感、満足感は言葉に言い表せないほどのものになるはずです。
