コマセマダイ釣りにおいてなんですが、釣行の際、誰しもが望むのは当然の事ながら好釣果とは思いますが、いくら経験を積み重ねても二度と同じ状況を繰り返す事なく絶え間なく変化し続ける大いなる大自然と対峙する釣りにおいては、毎回毎回好釣果を維持し続ける事は不可能に近いほど難しいようですが、一方で、それなりの釣りメソッド、アイテムを丹念に駆使、使用すれば、かなりの高確率で好釣果に遭遇出来る事も確かなようで、今回は、私のホームグラウンドである新潟界隈においては、冬の寒い間深場に落ちていたマダイが、春の到来と共に産卵の為、浅場に乗り込んで来て荒食いをし、更には年間を通して最も大型マダイの確率も高く、自己ベスト更新の絶好なチャンスでもある、まさに私達マダイ釣りファンにとってのパラダイスシーズンである「乗っ込み」が、例年に比べ極めて早いタイミングで訪れたようで、更には、釣り方の方も例年に比べ連日に渡って極めて好調が続いているようで、この乗っ込み時期における数多くある釣りメソッド、アイテムの中でも、マダイが喰ってから海面に浮かんでタモ網に入るまでの「やり取り」、更には「電動リールの巻き上げ機能を使ってのやり取り」にクローズアップしてみます。
繰り返しになりますが、コマセマダイ釣りで使用する仕掛け、ハリスは、他の釣りのものに比べ全長が極めて長いのと、喰ってくるマダイの大きさの割りには、その太さの平均が、4号(フロロカーボン製)とこれまた極めて細いのが大きな特徴と言えるようで、いくらフロロカーボン製ハリスの強度が高いと言っても、凄まじい瞬発力とパワーを併せ持つ大型マダイが喰ってきた時には、やはり4号レベルのハリスではちょっと無理をすれば即ハリス切れによるバラシにつながってしまうようで、だからと言ってハリスを太くし過ぎればナチュラル感を欠いてしまい、マダイのヒット率が極端に下がってしまうのは避けられないようですし、更にはコマセマダイ釣り自体のゲーム性?を著しく低くなって、やはりギリギリのボーダーラインでのやり取りこそが、マダイに対してのマナーなのではないかと勝手に思っています。
そこで重要になってくるのが、前回お伝えした「巻き上げのメソッド」なんですが、こちらも繰り返しになりますが、多くの釣りのやり取りに言える事なんですが、
※ラインに掛かるテンションを出来る限り一定に保つようにする
したがって、マダイが引き込んだら巻き上げを止め、マダイの引きが止まったら巻き上げを行い、このようにしてラインに掛かるテンションを一定にキープするようにして、ハリス切れによるバラシを防ぐのがコマセマダイ釣りにおける「やり取り」の基本と言えるようです。
ところで今回話題に取り上げた「電動リールの巻き上げ機能を使ってのやり取り」なんですが、どうゆう事かと言えば、今時の電動リールは全機種とは言えませんが、
※電動巻き上げのスイッチなりレバーをオンにすると、マダイが引き込んだら自動的に巻き上げが停止し、マダイの引きが止まったらその際は自動的に巻き上げを開始してくれ、まさに自動的にライン全体のテンションを一定にキープするような機能がある
更に踏み込んでみると、
※コマセマダイ釣りに限らず、ポンピングは絶対不可欠なやり取りのメソッドで、ポンピングをする際、一瞬ある程度テンションが緩んでしまうのは避けられないようですが、電動巻き上げ機能を使用した場合、そのウイークポイントがかなり払拭可能
後は、適正なドラグ調整と滑らかなポンピングが極めて重要になってくるようです。





