コマセマダイ釣りにおいてなんですが、釣行の際誰しもが望むのは当然の事ながら好釣果とは思いますが、いくら経験を積み重ねても二度と同じ状況を繰り返す事なく絶え間なく変化し続ける大いなる大自然と対峙する釣りにおいては、毎回毎回好釣果を維持し続ける事は不可能に近いほど難しいようですが、一方でそれなりの釣りメソッド、アイテムを丹念に駆使、使用すれば、かなりの高確率で好釣果に遭遇出来る事も確かなようで、今回は数多くある釣りメソッド、アイテムの中でも、魚、マダイを海面から船上に取り込む際の「タモ取り」に前回に引き続いてクローズアップしてみます。
前回お伝えした通り、喰ってきたマダイが小型以上であれば、マダイの重量とハリスの強度面から考えた場合、海面から船上までの間は当然の事ながら海中での浮力がなくなる為、タモ網による取り込みが必須になってくるようで、そのタモ取りのメソッドに関しては前回ちょっと触れましたが、今回更に突っ込んでみます。
一般的な乗合船においてはマダイがヒットした場合、その釣り手の周りの別の釣り手がタモ取りをするのが暗黙の常識となっているようです。
ただしビギナーの釣り手においては、周りのベテランにお願いするしかないのは全く問題ないと思いますし、あくまでも私のケースなんですが、常に出過ぎない程度ではあるものの積極的にタモ取りをするようにしています。
その理由としては、マナーだけの問題ではなく、
※タモ取りをすれば釣れた人の仕掛けが間近で見れる(全体的なバランス、重さ、針のチモト付近の各種アクセサリー類の種類、有無等)
という大きなメリットがあります。
続いてタモ取りの際の極めて重要なメソッドとしては、
※海面でマダイをタモ網に入れてから船上に引き上げる際、タモの柄を海面に対して垂直にしながら船内に取り込む
何故なら、もしタモの柄を海面と水平にした場合、魚、マダイの重量が重いケースで、タモの柄が折れてしまう恐れがあるからです。
更にもう一つ言える事は、
◇タモ取りが終わったら、タモ網を海水で洗う(そそぐ程度でOK)
タモ網は基本的には乗船者全員で使うアイテムなんで、そうする事で釣り手全員が気持ち良く使う事が出来ると思いますし、いわゆるマナー的にも良いのではないかと思います。