ディープタイラバ釣りにおいてなんですが、釣行の際誰しもが望むのは当然の事ながら好釣果とは思いますが、いくら経験を積み重ねても二度と同じ状況を繰り返す事なく絶え間なく変化し続ける大いなる大自然と対峙する釣りにおいては、毎回毎回好釣果を維持し続ける事は不可能に近いほど難しいようですが、一方で、それなりの釣りメソッド、アイテムを丹念に駆使、使用すれば、かなりの高確率で好釣果に遭遇出来る事も確かなようで、今回は、数多くある釣りメソッド、アイテムの中でも、ディープタイラバ釣りにおいては釣果に直結するばかりか、この釣りが成立するか否かなほど重要なアイテムの代表格である「タイラバヘッドの選択」にクローズアップしてみます。
再三お伝えしている通り、ディープタイラバ釣りは、特定の錘、更にはツケエサを使わず、タイラバヘッド、ネクタイ、スカート、そして針を使ってマダイに口を使わせる典型的な疑似餌釣り、ルアーフィッシングと言えるようで、錘を使わず仕掛け全体を100mを超える水深まで落下させる為には、リールに巻いておくライン(PEライン)が潮の抵抗を限りなく受け難い極めて細いもの(ディープタイラバ釣りにおいて一般的には0.8～1.0号)にしなければならないようで、かなり特殊な釣りと言えるようです。
ところで今回話題に取り上げた「タイラバヘッドの重さ」は、まさにこの釣りが成立するか否かなほど重要で、
※ディープタイラバ釣りにおいては、タイラバヘッドが海底に着低する事、すなわち底立ちを確実に確認、認識出来なければこの釣りは成立しない
ディープタイラバ釣りの釣り方は、船体の横部分で風を受け、そのまま風と潮の流れで船を流していく「ドテラ流し」で、狙う水深はもちろんなんですが、風の強さ、潮の早さによっても選択するタイラバヘッドの重さは変わってくるようです。
底立ちを確実に認識したいのであれば、タイラバヘッドを限りなく重くすれば良いのではと思うのは当然かと思いますが、この釣りの特性上、
※リールから持ち出されるラインは、限りなく斜めの方がマダイのヒットゾーンがアップする
逆に言えば、ラインが垂直(バーチカル)気味になってくると、探る棚が限定的になってしまい、マダイのヒット率は低下してしまう傾向なようです。
したがって、各状況次第でのタイラバヘッドの重さの選択は、
※底立ちが確認出来るギリギリ最軽量の重さがベスト
そんなわけで水深はともかく、各状況次第で風の強さ、潮の早さは刻一刻と変化するのは当然で、タイラバヘッドの重さの選択も各釣り手は柔軟に対応、準備しておかなければならないようです。
