コマセマダイ釣り攻略法－二段テーパー仕掛け編－

コマセマダイ釣りにおいてなんですが、釣行の際誰しもが望むのは当然の事ながら好釣果とは思いますが、いくら経験を積み重ねても二度と同じ状況を繰り返す事なく絶え間なく変化し続ける大いなる大自然と対峙する釣りにおいては、毎回毎回好釣果を維持し続ける事は不可能に近いほど難しいようですが、一方でそれなりの釣りメソッド、アイテムを丹念に駆使、使用すれば、かなりの高確率で好釣果に遭遇出来る事も確かなようで、今回は数多くある釣りメソッド、アイテムの中でも、釣果に直結するばかりか、釣り自体のエンジョイ度にまで大きな影響を与え、海中、更にはマダイの捕食パターンをイメージしながら作成する「仕掛け」、更には、昨今極めてポピュラーで、私の使用する仕掛けのほとんどでもある「二段テーパー仕掛け」にクローズアップしてみます。

そもそも二段テーパー仕掛けとはどんな仕掛けかと言えば、

◇二つの異なったハリスを、その中間にウエイトスイベルを介して連結させたもの

何故わざわざコマセマダイ釣りの基本、更には絶対条件とまで言える、絡み難いシンプルさとは矛盾するような仕掛けにするのかと言えば、

◇二段テーパー仕掛けの特徴、メリット

1)上ハリスを太めに潮に馴染み易くし、下ハリスを細めにナチュラル感を増し、マダイのヒット率をアップさせる

2)ハリスの交換は、魚に近く細くて傷み易い下ハリスだけで済むケースがほとんどで、経済的、合理的である

3)上ハリスの太さ、長さ＋ウエイトスイベルの大きさ、重さ＋下ハリスの太さ、長さ、これらの組み合わせは無限大に近いほど多く、仕掛け自体に釣り手の意思、意図を伝え易い

4)両ハリスの中間に介するウエイトスイベルが、長い仕掛け全体のヨリモドシ効果になるばかりか、置き竿状態でもツケエサの自然落下運動を演出し易くしてくれる役割を果たす

5)同じくウエイトスイベルが、長い仕掛けを張る役割を果たし、誘い時、釣り手のアクションを伝え易くしてくれる

このように二段テーパー仕掛けは、コマセマダイ釣りにおいては理想的、画期的仕掛けである事は間違いないようです。

あとは、その具体的な組み合わせ、いわゆるテーパーバランスをどのようにするかがキィポイントになってくるようですが、その辺は次回以降お伝えするつもりなんで、よろしくお願いします。