コマセマダイ釣りにおいてなんですが、釣行の際誰しもが望むのは当然の事ながら好釣果とは思いますが、いくら経験を積み重ねても二度と同じ状況を繰り返す事なく絶え間なく変化し続ける大いなる大自然と対峙する釣りにおいては、毎回毎回好釣果を維持する事は不可能に近いほど難しいようですが、一方でそれなりの釣りメソッド、アイテムを丹念に駆使、使用すれば、かなりの高確率で好釣果に遭遇出来る事も確かなようで、今回は数多くある釣りメソッド、アイテムの中でも、乗っ込み直前の極めて難易度の高い釣りメソッド？の一つとも言える「横の釣り」にクローズアップしてみます。
ところで、ここのところ新潟界隈では冬の寒い時期深場に落ちていたマダイが春の到来と共に産卵の為浅場に乗り込んで来て荒喰いを始め、更には一年を通して最も大型マダイの期待も高く自己ベスト更新の絶好のチャンス時期で、まさにマダイ釣りファンにとってのパラダイスシーズンである「乗っ込み」が、上越エリアを皮切りにスタートした模様で、更に注目しなければならない点は、私のホームグラウンドで大型マダイの宝庫とも言える寺泊エリアでも、まだ安定はしていなく難易度はかなり高いものの、その攻略性の面白さはもちろんなんですが、その難易度を乗り越えてゲットしたあとの1枚のマダイの達成感は口に表せないほど最高で、いずれにしてもここ数年乗っ込み時期が早まりつつあるのは確かなようで、例年より早めな釣行計画を立てておいた方が大型マダイはもちろん、好釣果に遭遇出来る確率も高まってくるはずです。
ところで今回話題に取り上げた「横の釣り」に関してなんですが、どうゆう事かと言えば、
※マダイの警戒心の極めて高い乗っ込み時期においては、船の真下付近に寄ってくるマダイは口を使わない傾向が強く、稀に喰ってくる個体は船から離れた地点で捕食をしている
私は先日、日曜、月曜と連チャンで寺泊エリアにチャレンジしてきたんですが、探見丸のディスプレイや船長の魚群探知機のモニターを見ていると、かなり素晴らしいマダイらしき反応があるにも関わらず、ほとんど喰ってこないケースがあるかと思えば、あまり反応の出ていない場面でのヒットが目立ちました。
それはまさに上で挙げた、
※寺泊エリアの現在の乗っ込み時期においては、マダイの多くは船から離れた地点での捕食、すなわち仕掛けを限りなく横になびかせた方がヒット率はアップする
ちなみに私が2日間ヒットさせた仕掛けの全てではないんですが、
◇仕掛けは3段テーパーで、各連結部分のウエイトスイベルは－G7と極小な上にそこにFP(フロートパイプ)を介して、更に針のチモトにFB(フロートビーズ)を介したもの
はっきり言って滅多にこんな仕掛けは使わないんですが、先日の釣行の際はあまりにも反応の割りにはマダイが口を使わなかった事もあって、ダメ元で使ってみたら何と喰ってきました。
やはり引き出しは多い方が良いのに加え、やってみないと分からない事も多いようです。
