コマセマダイ釣りにおいてなんですが、釣行の際誰しもが望むのは当然の事ながら好釣果とは思いますが、いくら経験を積み重ねても二度と同じ状況を繰り返す事なく絶え間なく変化し続ける大いなる大自然と対峙する釣りにおいては、毎回毎回好釣果を維持し続ける事は不可能に近いほど難しいようですが、一方で、それなりの釣りメソッド、アイテムを丹念に駆使、使用すれば、かなりの高確率で好釣果に遭遇出来る事も確かなようで、今回は、数多くある釣りメソッド、アイテムの中でも、釣果に直結する極めて重要なアイテムの代表格である「仕掛け」、更にその中でも「ハリスの長さ」にクローズアップしてみます。
再三お伝えしている通り、コマセマダイ釣りで使用する仕掛けは、他の釣りのものに比べ全長が極めて長いのが大きな特徴の一つで、それはコマセマダイ釣りの釣り自体の特徴と、マダイの捕食特性からくるもののようです。
マダイの捕食特性の典型的特徴としては、
※マダイは海中にコマセを撒いた場合、その撒いたコマセの中心に突っ込んでくる事は極めて稀で、中心から離れた地点で周りを気にしながらコソコソとコマセをついばむ習性がある
したがってコマセマダイ釣りで使用する仕掛けは、海中で撒いたコマセの帯、塊から離れた地点でコマセをついばむマダイの習性を考え、全長が長くなってくるようです。
ハリスの長さに関しては、基本的には各船の指定があるようで、それに従えば問題ないようですが、
1)潮の早さ、濁り具合
2)マダイの活性度
3)エサトリの頻度
4)釣り座(潮上or潮下)
等の各状況次第で、ある程度の長さの変化を付けた方が好釣果への近道になるケースが少なくないようです。