ディープタイラバ釣りにおいてなんですが、釣行の際誰しもが望むのは当然の事ながら好釣果とは思いますが、いくら経験を積み重ねても二度と同じ状況を繰り返す事なく絶え間なく変化し続ける大いなる大自然と対峙する釣りにおいては、毎回毎回好釣果を維持し続ける事は不可能に近いほど難しいようですが、一方で、それなりの釣りメソッド、アイテムを丹念に駆使、使用すれば、かなりの高確率で好釣果に遭遇出来る事も確かなようで、今回は、数多くある釣りメソッド、アイテムの中でも、ディープタイラバ釣りにおいては釣果に直結するばかりか、この釣りが成立するか否かなほど重要なアイテムの代表格である「タイラバヘッド」、更にはその「素材」にクローズアップしてみます。
再三お伝えしている通り、ディープタイラバ釣りは、特定の錘、更にはツケエサを使わず、タイラバヘッド、ネクタイ、スカート、そして針を使ってマダイに口を使わせる典型的な疑似餌釣り、ルアーフィッシングと言えるようで、錘を使わず仕掛け全体を100mを超える水深まで落下させる為には、リールに巻いておくライン(PEライン)が潮の抵抗を限りなく受け難い極めて細いもの(一般的には0.8~1.0号)にしなければならないようで、あとはタイラバヘッドの重さだけという、かなり特殊な釣りと言えるようです。
今回話題に取り上げた「タイラバヘッドの素材」に関しては、一般的には、
◇鉛とタングステン
の2種類のようですが、この2つの決定的違いは、
※比重と価格
で、比重の小さめな鉛製に関しては価格が比較的リーズナブルですが、比重の大きなタングステン等は極めて高価で、特に250gとなってくると5,000~6,000円程度ととんでもない価格になってくるようで、それがもしショックリーダーをフグ等についばまれラインブレイクしたんでは、たまったものではありません。
マダイが高活性時には、あまり気にならないのですが、残念ながらそのような状況は滅多にないようで、マダイが低活性時、または警戒心が極めて高い状況下においては、
※タイラバヘッド、更にはネクタイ等も含め、全体的に小さめで限りなく目立たせない方が効果的
したがって100mを超える水深、マダイの活性度が低く、警戒心も高く、更には潮が早めで、更にはそれなりに風が吹いているような状況下においては、
※価格は極めて高価だが、比重の大きく小さめなタングステン素材のタイラバヘッドが極めて有効
いずれにしても、鉛製ももちろんなんですが、特に高価なタングステン素材のタイラバヘッドのロストは絶対に避けたいものです。





