コマセマダイ釣りにおいてなんですが、釣行の際誰しもが望むのは当然の事ながら好釣果とは思いますが、いくら経験を積み重ねても二度と同じ状況を繰り返す事なく絶え間なく変化し続ける大いなる大自然と対峙する釣りにおいては、毎回毎回好釣果を維持し続ける事は不可能に近いほど難しいようですが、一方で、それなりの釣りメソッド、アイテムを丹念に駆使、使用すれば、かなりの高確率で好釣果に遭遇出来る事も確かなようで、今回は、数多くある釣りメソッド、アイテムの中でも、釣果に直結する極めて重要なアイテムの代表格である「仕掛け」、更には、その仕掛けの中でも最も中心的な役割を果たしている「ハリス」、その太さについてクローズアップしてみます。
再三お伝えしている通り、昨今のコマセマダイ釣りにおいて極めてポピュラーで、私の使用する仕掛けのほとんどでもある仕掛けは、
◇2つの異なったハリスを、その中間にウエイトスイベルを介して連結させた二段テーパー仕掛けが主流
具体的な組み合わせは、こちらも再三お伝えしている通り、その組み合わせは無限大に近いほど多いようですが、一般的には、
◇上ハリス→(フロロカーボン製)6~8号
◇下ハリス→(フロロカーボン製)3~5号
この程度が最も無難なようで、強度、マダイのヒット率の両者からみても最適なようです。
前回お伝えした通り、ハリスの太さは強度、ナチュラルさだけではなく、海中でハリス自体が潮流に受ける抵抗をも変わってくる事を忘れてはならないようで、仕掛けを作成する前の組み合わせを決める際には、この辺も考えなければならないようです。
はっきり言ってしまえば、マダイの極めて活性の高い状況下においては、ハリスの太さは仮に8号程度の太さでも喰ってくるようですが、逆に言えば、マダイが極めて活性の高い状況は、一年を通してこれまた極めて確率が低いのが現実で、あくまでも私のケースて言えば、毎週欠かさず釣りに行っている私でも、今年に関して言えば4月のディープタイラバの1回だけで、あとのほとんどが高活性とは言えない状況下ばかりなのが現実です。
やはり仕掛けを作成する際には、残念ながらマダイの高活性時に合わせたものではなく、極めて遭遇確率の高い低活性時を想像しながらでないと、好釣果は期待出来ないようです。