コマセマダイ釣りにおいてなんですが、釣行の際誰しもが望むのは当然の事ながら好釣果とは思いますが、いくら経験を積み重ねても二度と同じ状況を繰り返す事なく絶え間なく変化し続ける大いなる大自然と対峙する釣りにおいては、毎回毎回好釣果を維持し続ける事は不可能に近いほど難しいようですが、一方で、それなりの釣りメソッド、アイテムを丹念に駆使、使用すれば、かなりの高確率で好釣果に遭遇出来る事も確かなようで、今回は、数多くある釣りメソッド、アイテムの中でも、マダイ、魚と最も近い位置にある釣りアイテムである「仕掛け」にクローズアップしてみます。
再三お伝えしている通り、コマセマダイ釣りで使用する仕掛けは、他の釣りのものに比べ全長が極めて長いのが大きな特徴の一つですが、更に昨今極めてポピュラーで私の使用する仕掛けのほとんどが、2つの異なったハリスをその中間にウエイトスイベルを介して連結させた「二段テーパー仕掛け」です。
「二段テーパー仕掛け」の具体的構成は、
1)スナップサルカン
2)上ハリス
3)ウエイトスイベル
4)下ハリス
5)針
針のチモト付近に介する事のある各種ビーズ玉やガン玉等を除けば、二段テーパー仕掛けは上に挙げた5ケのアイテムから構成されていて、各アイテムの役割としては、
1)スナップサルカン→クッションゴムゴムとの連結、脱着の容易さ
2)上ハリス→仕掛け全体が潮に馴染み易くなるように、潮の抵抗が大きな6~8号程度の太めが適当
3)ウエイトスイベル→ヨリモドシ効果+仕掛け全体の支点の役割
4)下ハリス→マダイの喰いに直結するナチュラル感の高さが重要
5)針→マダイを引っ掛けるアイテム
二段テーパー仕掛けにおける各アイテムは、上に挙げたように各々の役割があるようですが、その組み合わせ、いわゆるテーパーバランスが極めて奥深く、そのテーパーバランス次第で釣果が一変してしまう事が極めて多いようです。
繰り返しになりますが、二段テーパー仕掛けに関しては、各アイテムの組み合わせが無限大に近いほど多い為、まさにそのテーパーバランスが釣果に直結してくる事もあって、繰り返し繰り返しお伝えしていくつもりなんで、よろしくお願いします。